ミャンマー2017年の活動

2017年4月28日 今年もミャンマーのパコック市にあるスージーパン僧院学校にやって来ました。

去年卒業して、医師として研修中のヘインテココ。外科医を目指しています。

学校の建物も、新しいのができていました。

学校に新しくできた遊具。
手作りの滑り台です。

教室の内部。
机も黒板もSEEDが寄付したもの。
夏休みなので、生徒はいません。

昼は43℃にもなるので、涼しい午前中に
尼ちゃまたちが勉強していました。

夜は奨学生や先生たちと食事。
皆、結構これを楽しみにしているようです。

奨学金授与式。
物価が値上がりしているので、今年は
高校生への奨学金1人分を55万チャットに値上げして7人分385万チャット、
鉄製のイスとテーブル4人掛けを10セット60万チャット、
教師用のイスとテーブル10セット45万チャット、
黒板5枚15万チャットを寄贈しました。
更に奨学金予備の口座に100万チャットを入れ、総額605万チャット寄贈しました。
追加として、6月には100万円口座に振り込んで、
予備費を増やしました。
今年も本村千鶴子さま、小津和夫妻、オリーブの会AとBさまより
費用の一部を補助していただいております。

授与式の後、セヤドー(僧のトップ)エッガダーマ師から お話がありました。

世の中には四つの光がある。
一つ目は太陽の光。昼は照らすことができるが、夜は照らせない。
二つ目は月の光。夜は照らすことができるが、昼は照らせない。
三つ目は電気の光。昼でも夜でも照らせるが、電気が来る場所しか照らせない。
四つ目は学問の光。これは昼でも夜でも、世界の隅々まで照らすことができる。

良いお話です。
微力ながら、学問の光を灯し続けるため、少しでも長く奨学金の援助を続けたいと思います。

僧侶への御布施。大人数です。

私が初めてミャンマーに来た時は、
手で直接食事をしていましたが、
最近はスプーンやフォークを使っての食事に変わりました。

翌日、朝5時待ち合わせで
奨学生たちが、バガン空港まで
お寺の車で送ってくれました。
皆大きくなって、大学を卒業して
います。
子供から青年へとたくましく成長した
彼らを見るのは嬉しいものです。

ミャンマーの伝統医学を取り巻く状況が、今年は厳しくなっていました。
新しく就任した健康省の大臣は現代医学の医師で、伝統医学に否定的で、せっかく根付いてきた鍼灸を禁止しようとしたり、伝統医学で使う薬用の油で使える種類を勝手に制限しようとしたりと、伝統医学の医師たちの不満と反感はかなり強くなっていました。
伝統医出身の国会議員が国会で反論追求しているそうですが、まだもめているようです。
そのせいで、今年は針の寄贈は伝送医学大学の外で行うこととなり、鍼灸用針を1万本寄贈しました。
うち、5千本は角本商会さまから寄付していただいたものです。

ヤンゴンに働きに出ている元奨学生たちや、
いつもお世話になっている清岡さんと夕食。
ミャンマーは良くも悪くも急速に変化しており、伝統医学の状況は厳しくなっていましたが、一時的なもので今後改善すると信じております。
今年もいろいろな方々の協力で活動を終了できました。
ありがとうございました。