月経不順の漢方治療

生理が起こるためには一定量の血液が子宮に貯まる必要があります。
その貯まるスピードによって生理不順は3タイプほどに分けられます。

①生理が早くなる・・・子宮に血液が早く貯まる
②生理が遅く来る・・・子宮に血液が貯まるのが遅い
③生理が早く来たり、遅く来たりする・・・①②混在 

熱があり血液が早く動くと生理が早く、体が冷えて血液がゆっくりしか動けないと生理が遅くなる、と考えます。
感情面では、考えすぎるタイプであれば漢方で言う『脾臓』の統血機能が障害され出血を抑えることが出来ずに生理が早くなり、ストレスが多いと『うつうつ』して血液の流れも止まるので子宮に血液が貯まるのが遅れ、生理も遅くなります。
生理が早くなったり遅くなったりするタイプは出産で子宮への経絡が傷ついた場合や、漢方で言う『肝』と『脾』の両方が傷ついて出血の速度が調整できない場合があり治療も少し難しくなります。
いずれにしても治療の基本は、『子宮へ流れ込む血液の流れをいかに正常にしていくか』という事で、原因が異なれば治療も漢方薬も異なるため適切な診断が一番大切になってきます。